クロネコ◯マトの短期バイトで感じたこと
今から10年以上前のこと。当時、暇があったので掛け持ちでクロ◯コ◯マトの短時間バイトをすることにしました。午前中の数時間だけの仕事で、最初の数日は特に難しくもなく、それなりに楽しかったです。
しかし、だんだんと雲行きが怪しくなっていきました。そして、結局はそういったことの連続で、すぐに辞めることになりました。
最初に違和感を覚えたのは、ある日、駅前の倉庫まで自転車で向かい、そこで荷物の仕分けをしていたときのことです。正社員らしき人に「この書類を真裏まで届けてきて」と指示されたので、「自転車で行ってもいいですか?」と聞きました。すると、「走れ」とのことでした。
このとき、「ああ、やばいタイプの人と一緒に仕事することになったな」と直感しました。そして、その予感は見事に的中しました。
彼はまさに「いじめっ子」を絵に描いたような人でした。
それでも数日間は仕事を続けました。しかし、ある日、彼は私の名前ではなく、もう一つ掛け持ちしていた会社の名前をもじって「〇〇さん」と呼ぶようになりました。最初は軽く受け流していましたが、だんだんと悪意が増してきたので、面接してくれた人に相談しました。
「会社名を出されるのは嫌なんです。完全に嫌がらせですよね。」
すると、相手は「ごめん」と謝り、別の人と組むように調整してくれました。
次の日、新しいドライバーと組むことになり、もう一人別のバイトもいました。最初の二日間は問題なく仕事ができました。しかし、三日目になると、いきなり「昨日やったことを全部一人でやってくれ」と言われました。
え?荷物の整理が分かりません。焦っているうちに、もう一人のバイトは手際よく荷物をまとめ、すぐにマンションの中へ入っていきました。
私はなかなか作業が進まず、少し遅れました。その瞬間、
「なにやってんだよ!」
と怒鳴られました。
さらに混乱してしまい、結局、時間内にすべての配達を終えることができませんでした。焦っていると、ドライバーが戻ってきて、また怒鳴られました。
「すみません」と謝ると、
「おまえみたいなやつを給料泥棒っていうんだよ!」
とさらに強い口調で叱責されました。
その日で、私は仕事を辞めることを決意しました。
でも、ちょっと教えてくれればいいのに、と思いました。効率を重視するなら、まず最初にしっかり仕分けを手伝わせて、それから配達を任せてもよかったのではないかと思います。人手も足りていなかったはずなのに。
とはいえ、結局は私の忍耐力が足りなかったのも事実です。もともとメンタルが強い方ではありませんし、肉体労働の現場では「自分ができることを相手ができないと腹が立つ」という空気があるのかもしれません。自分の仕事ぶりをアピールするために、新人に厳しく当たる人もいるのでしょう。
この経験から、私は「もう誰かと一緒に仕事をするのはこりごりだ」と強く思いました。
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